ビットコインの総供給量達成後トランザクションは誰が処理する?

ビットコインマイニングの未来について説明するホタル

こんにちは!ホタルです!

ビットコインは、その独自の仕組みによって分散型で安全な取引を可能にしています。

でも、総供給量が約2100万枚に達すると、新しいビットコインの発行は停止されますよね?

マイニング報酬として新たに発行されるビットコインがなくなったら、トランザクションはどのように処理されるのでしょうか?

今回は、そんな素朴な疑問に対して、ビットコインオタクの私がわかりやすく説明します!

現在の仕組み

ビットコインネットワークにおいて、トランザクションの処理は「手数料」と「報酬」によって支えられています。
現在の仕組みでは、新しいブロックを追加することにより報酬を得ることができる採掘者が存在します。

採掘者の報酬は

  1. 新たに発行されるビットコイン
  2. トランザクションの手数料

の2つです。

総供給量達成後の仕組み

ビットコインの総供給量は約2100万枚で天井に達します。
これにより、新しくビットコインが採掘されることはありません。

しかし、トランザクションの手数料は依然として存在し、報酬の一部として機能します。

つまり、ビットコインの総供給量が天井に達した後、採掘者の報酬はトランザクションの手数料のみになるということです。

トランザクション処理の継続

採掘者はトランザクション手数料を得るために、新しいブロックに含まれるトランザクションを優先的に選択します。
ユーザーは取引に対して手数料を支払い、それによってトランザクションが優先的に処理されます。
この仕組みにより、ネットワーク全体でトランザクションが継続的に処理されます。

ユーザーの選択とマイナーの競争

ユーザーは手数料の額を設定することができ、高い手数料を設定すれば、その分トランザクションが早く処理される可能性が高まります。
これは取引の優先度を決定する要素となり、ユーザー間で手数料の競争が生まれます。

総供給量達成後も、トランザクション処理はビットコインユーザーの手数料の選択と、それに応じた採掘者の競争によって継続されます。
このシステムにより、分散型かつセキュアなトランザクションのネットワークが維持されます。

つまり、新しくビットコインが採掘されなくても、トランザクション手数料は発生するので、マイナーの競争は終わらないということです。

理論的には、最後のブロックがマイニングされるのは2140年になる予定ですが、それ以降、マイニングに関わる企業や個人は、報酬としてトランザクションにかかる手数料を得るということになります。