サトシダイスはビットコインを急速に普及させたギャンブルdApp!

サトシダイスはビットコインを急速に普及させたギャンブルdApp!

こんにちは!ホタルです!

ビットコインの普及において最も有名なエピソードといえば、みんなが知ってるピザ。
2010年にラズロ・ハニエツ(Laszlo Hanyecz)氏が10,000BTCを使って2枚のピザを購入した話ですね。

でも、実際にビットコインが普及した背景には、他にも重要な要素が沢山ありました。

そのひとつが、元祖ビットコインdApp「サトシダイス(SatoshiDice)」の誕生と普及です。

そう、私や読者のみんなが血眼でヤってるアレの元祖ですね。

ということで今回は、私たちが夢中になっているゲームのルーツSatoshiDiceの歴史と、ビットコイン普及の背景について詳しく見ていこうと思います!

SatoshiDiceの誕生

オープンしたばかりのサトシダイス

SatoshiDiceは2012年、ビットコインの可能性を示すために誰でも簡単に遊べるギャンブルゲームを作りたいと考えていたエリック・ヴォーヒーズ(Erik Voorhees)氏によって開発されました。

ユーザーがビットコインを賭け、ブロックチェーン上でその賭けが勝ちか負けかを判定するという、ビットコインを利用した最初のギャンブルdAppの誕生です!

今でこそビットコインダイスは大金を賭けたギャンブルになっていますけど、BTCの価値が低かった当時は、ゲームセンターのコインゲームと同じ感覚だったのだと思います。

タイムマシーンを開発して、初期のSatoshiDiceで遊びたい!!!!

SatoshiDiceの仕組み

サトシダイスは非常にシンプルな仕組みで動作します。
ユーザーはビットコインを賭けて、一定の勝率で勝敗が決まるゲームに挑戦します。
その基本的なプロセスは以下の通りです。

  • STEP1
    賭けの選択
    ユーザーは賭けるビットコインの額と、勝率(例えば、32/64、48/64など)を選択します。
  • STEP2
    送金
    ユーザーは選択した賭けのアドレスにビットコインを送金します。
  • STEP3
    結果の判定
    ユーザーの送金トランザクションがブロックチェーン(ビットコインネットワーク)に記録されると、SatoshiDiceのシステムが自動的に乱数を生成し、その結果を判定します。
    もちろん、ブロックチェーンの透明性により、このプロセスは全て公開されています。
  • STEP4
    払い戻し
    ユーザーが勝った場合、元の賭け金に加えて当選額が自動的にユーザーのビットコインアドレスに返金されます。
    負けた場合、賭け金はSatoshiDiceに没収されます。

ブロックチェーン技術の活用

SatoshiDiceの仕組みは、ビットコインのブロックチェーン技術を活用することで成り立っています。

透明性と信頼性

全てのトランザクションとゲームの結果がブロックチェーンに記録されるため、ユーザーはゲームの公平性を信頼することができます。
これにより、第三者による監査が容易になります。

不変性

一度ブロックチェーンに記録された情報は変更できないため、ゲームの結果やトランザクション履歴の改ざんが防止されます。

自動化

スマートコントラクトのような仕組みにより、ゲームの進行や払い戻しが自動化されており、人為的なミスや遅延を防ぐことができます。

私たちが夢中になっているダイスと同じですね。
ブロックチェーン技術を活用したギャンブルゲームはイカサマできないので安心してプレイできます。

ビットコインの普及への影響

普及してきたサトシダイス

シンプルで透明性のあるギャンブルゲーム「SatoshiDice」の登場により、ビットコインの普及は一気に加速しました。

トランザクション数の増加

サトシダイスは短期間で非常に多くのトランザクションを生成し、その一部はビットコインネットワーク全体のトランザクションの過半数を占めることもありました。

ユーザー基盤の拡大

ギャンブルは多くの人々にとって馴染みのある娯楽です。
噂は広がり、SatoshiDiceを通じてビットコインを初めて使用する人々は日々増えていきました。

技術の普及と信頼性の向上

ブロックチェーン技術の透明性と不変性が、ギャンブルの公平性を保証する手段として認識され、ビットコインの技術的な信頼性は向上しました。

SatoshiDiceの成功によって、ビットコインの利用者は大幅に増加、他の開発者や企業にもインスピレーションを与え、ビットコインやブロックチェーン技術を活用した新しいサービスやアプリケーションの開発が進むきっかけになったんです。

ピザの話は有名ですけど、ギャンブルってこともあって、ビットコインの普及に貢献したこのエピソードはあまり知られてないんですよね・・・。

その後の進化

BCHに変わったサトシダイス

ビットコインの送金手数料は今も昔も高額です。

当時「手数料が高くて嫌ならビットコインを使うな!」というスモールブロック派の望みで、コインの需要がBTCからBCHに変わりそうになったことがありました。

それと同じ時期に、サトシダイスは、別の運営者へと引き渡されました。

現在はビットコインキャッシュ(BCH)上で運営されています。

ビットコインキャッシュはビットコインからハードフォークした、より高速で低コストのトランザクションを提供することを目指している暗号資産(仮想通貨)です。

私たちがプレイしているダイスでもビットコインキャッシュはメジャーなコインですよね!

ちなみに、SatoshiDiceは現在も稼働中です!

ビットコインキャッシュを持ってる人ならいつでもプレイできますよ!

ギャンブルdAppの広がり

SatoshiDiceの成功は、他のギャンブルdAppの開発を促進しました。
現在では、EthereumやTRONなどの他のブロックチェーン上でも多くのギャンブルdAppが存在し、ユーザーにさまざまな選択肢を提供しています。

ここ数年でカジノプラットフォームに姿を変えちゃうサービスも増えてきましたけど、DuckDiceや、Stake系列のPrimediceは、今でもシンプルなダイスサイトのままですね。

ビットコインのキラーアプリSatoshiDiceは、ビットコインを普及させた陰の立役者でもあり、私たちに夢を与えてくれたギャンブルdAppの元祖でもあります。

今後もブロックチェーン技術を利用した色々なゲームが登場すると思いますが、基本はダイス、そして元祖はサトシダイスです。

ここ、テストに出るよ!