こんにちは!ホタルです!
ハードウェアウォレットでビットコインを管理する場合、ウォレット本体よりも、それを復元させることができる「シードフレーズ(ニーモニックフレーズ・パスフレーズ・リカバリーフレーズ)」と、アクセスを許可するために使う「PINコード」が重要になります。
特にシードフレーズに関しては、12〜24語の単語をランダムに並べたものになるので、暗記するのも大変です。
紙にメモしてラミネーターで保護する方法もいいですが、それよりも強力なのが、金属板にシードフレーズを書き込む方法です。
私も複数ウォレットを所持していて、それぞれ色々な方法でバックアップを取っているのですが、金属板に保管する方法はやったことがなかったので、耐久性が高そうな暗号シードストレージを実際に購入してみました。
KEYSTONE
私が購入したのは「KEYSTONE」という暗号シードストレージ。
素材はステンレス鋼で強度・耐食・耐熱に優れています。
耐熱については、住宅火災にも耐えれるレベルみたいです。
サイズ感はクレカより少し大きくて、ちょっと重いですね。
あと、めちゃくちゃ指紋がつきます・・・。
値段は日本円で約8,000円ぐらいするので、かなり高めですけど、暗号資産を守るために使う金庫のような物なので、ある程度お金が掛かるのは仕方ないとして、とりあえず実際に使ってみようと思います。
パッケージされてるのは、本体の他に、4枚の金属文字・セキュリティシール・ネジとドライバーですね。
こんな感じでスライドさせると金属文字をセットする面が出るんですが、隙間がなくてスライドし難いので怪我しないよう注意が必要です。
裏面はこんな感じ。
表に1〜12、裏に13〜24までセットできるようになってます。
使い方はとても簡単で、まず金属文字をセットする面のネジを外します。
こんな感じに外れます。
ここもスライドするのに結構苦労します。
とにかく隙間がないので硬いんです。
まぁでも隙間がないっていうのは、精密に作られているからなんですけどね。
金属文字は指でグリグリすると簡単に取れるので、シードフレーズのアルファベット(最大4文字)を、ハードウォレットセットアップ時に表示された順番通りにセットしていきます。
セットが完了したら、最後にネジを止めて完了です。
もし、保管用としてしまっておくなら、南京錠をかけたり、同梱されているセキュリティシール(貼って剥がすと跡が付くやつ)でテーピングすると安心です。
最初の4文字だけで大丈夫?
金属板にシードフレーズを保管するのはいいけど、最初の文字(最大4文字)しか保管できないのは心配ですよね。
てか、それじゃ意味なくない?って思う人もいると思いますが、ハードウォレットセットアップ時に表示された単語の順番さえ守れば、保管するのは最大4文字だけで問題ないんです。
シードフレーズは「BIP39ワードリスト」という2,048の英単語から取られた、12〜24語の単語をランダムに並べたものです。
最初の4文字までは重複していないので、4文字以上ある単語でも、最初の4文字さえメモしておけば、リストと照らし合わせることができます。
なのでKEYSTONEに保管する文字は最大4文字でOKなんです。
ウォレットごと金属板にしてしまう
今回はシードフレーズを金属板に保存する方法をご紹介しましたが、シードフレーズもPINコードも持たずに、ウォレットごと金属板にしてしまうって方法もあります!
金属板ウォレット
この金属板ウォレットは固定の公開鍵と秘密鍵が金属板に刻印されているので、シードフレーズを管理する必要がありませんが、物理的盗難に遭ったら全部盗まれちゃうので注意が必要です。
私も実際に使っているので、詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてね!